
ヒュウガトウキ茎葉は知る人ぞ知る『神の草』と呼ばれる、珍しい野草です。弊社でも今年2025年は良くお問合せをいただいております。そんなヒュウガトウキ茎葉がなぜ注目され始めたのかまとめてみました。
1.根から茎葉へ──新たな利用価値の発見

ヒュウガトウキ(日本山人参)は、古くから九州の山間地で栽培されてきた薬草で、主に「根」の部分が生薬として利用されてきました。血圧や血糖値の調整、免疫力の向上などが期待され、健康茶やサプリメントの素材として人気があります。
ところが近年、根以外の部位の茎や葉にも有効成分が豊富に含まれていることが研究で明らかになり、2025年に入り特に注目が高まっています。茎葉に含まれる「イソエポキシプテリキシン(YN-1)」という成分は、抗炎症作用や血流改善、美容への応用などが期待されており、根部に劣らない機能性を持つとされています。
これまで捨てられることの多かった茎葉が、新たな価値を持つ素材として見直され始めているのです。
2.健康・美容市場での需要拡大

ヒュウガトウキの茎葉は、健康食品だけでなく美容・化粧品分野でも注目されています。特に、茎葉抽出物に「毛髪の黒化促進」や「肌の健康維持」に関する効果が報告され、実際に特許出願も行われています。参考URL 特許出願
また、近年はノンカフェインで飲みやすい「ヒュウガトウキ茎葉茶」や、粉末・錠剤などの加工品も増えています。
さらに「国産・無農薬・サステナブル素材」というキーワードが消費者の関心を集めており、ヒュウガトウキはまさにその条件に合致する素材です。茎葉の活用は、環境にも優しく、持続可能な農業経営の一助となる可能性があります。
3.これからの課題と展望
一方で、茎葉の活用にはいくつかの課題もあります。現時点では、茎葉部分が医薬品として正式に承認されているわけではなく、健康効果を表示するには十分なエビデンスの積み上げが必要です。また、成分量には品種や栽培条件による差もあり、品質の安定化や加工技術の確立が今後の鍵となります。
それでも、大学や企業による研究が進み、成分分析や機能性評価が徐々に整いつつあります。今後、共同加工や地域ブランド化などに取り組めば、ヒュウガトウキ茎葉が農業を盛り上げる農産物としての価値が現実味を帯びてくるでしょう。

