自然薯のジオスゲニンとは?

こんにちは。ひご自然食品の久保です。業者様から自然薯原料のお問合せをいただきました。ただ、かるかん(軽羹)のようなお菓子の利用としてはなく、健康食品用の原料用途もあるようです。その有効成分は『ジオスゲニン』という成分でした。詳しく解説していきます。

ジオスゲニンとは

ジオスゲニンは、山芋に含まれる成分で、体の中のホルモンと似たはたらきを持つ物質です。昔から使われてきた生薬「山薬」にも含まれており、山芋の中では配糖体という形で存在しています。ジオスゲニンは、性ホルモンなどが作られるときの材料になる成分で、ホルモンそのものではありません。毒性が低く、副作用の報告も少ないことから、安全性の高い植物由来成分として注目されています。山芋の根の抽出物として食品に利用できますが、成分を多く含みすぎる場合は医薬品と判断される可能性があり、使用には注意が必要です。

ジオスゲニン高濃度ヤマイモエキスは認知症を改善

ジオスゲニンを高濃度含有するヤマイモエキスを 24 週間服用すると、軽度認知障害およ
び軽度アルツハイマー病の被験者において認知機能等の改善が認められました。
■ 概要
軽度認知障害および軽度アルツハイマー病の被験者を対象に、ジオスゲニンを高濃度含
有するヤマイモエキスの効果を偽薬(プラセボ)群と比較するランダム化二重盲検試験を実
施したところ、24 週間のエキス投与によって認知機能等の改善が認められました。

掲載日2024 年 8 月 11 日(日) 掲載「Phytomedicine Plus」

参考論文:「Phytomedicine Plus」

ジオスゲニンの摂取上限に関して

2021年5月12日、ジオスゲニンは「医薬品ではない成分」として国から正式に通知されました。これは、食品などに使うことができる安全性の高い成分だと認められたことを意味します。

ジオスゲニンをマウスやラットといった実験用のネズミに口から与える試験では、体重1kgあたり8000mgという非常に多い量を与えても、命にかかわるような急性の毒性は見られませんでした。この結果から、ジオスゲニンは安全性が高い成分であると考えられています。

ただし、よく似た成分であるDHEAでも、動物実験では高い安全性が示されている一方、人がサプリメントとして摂る場合は1日75mgまでと上限が決められています。これは、安全性が確認されている成分であっても、摂りすぎは体に悪い影響を与える可能性があるためです。ジオスゲニンについても、適量を守ることが大切だといえます。

自然薯のジオスゲニンについて まとめ

自然薯のジオスゲニンは、体の中のホルモンに似た働きをしたり、認知症の改善について研究されている素晴らしい素材の一つでした。ただ、摂取上限も決められているので、過剰摂取は要注意ですね。

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