
家庭菜園でも人気のあるキュウリ。しかし、いざ育ててみると「形がいびつ」「先が太い」「曲がっている」など、スーパーで見るような真っすぐなキュウリとは違う姿に育ってしまうことがあります。これらは「キュウリの変形」と呼ばれる現象です。
この記事では、キュウリに見られる代表的な3つの変形タイプと、それぞれの主な原因について解説します。これを理解することで、より美しいキュウリを育てるヒントが得られるかもしれません。
1. 曲がりキュウリ(湾曲型)

特徴
キュウリが「く」の字や「S字」のように曲がって育つ状態。家庭菜園では最もよく見られる変形です。
主な原因
- 水分不足:果実の生長中に急激な乾燥や水不足があると、均等に肥大せず曲がることがあります。
- 日照の偏り:片側だけが日光に当たりやすい場合、生育バランスが崩れて湾曲することがあります。
- 受粉不良:花粉が不完全に受粉すると、果実の片側だけが大きくなって曲がることがあります。
2. 先太りキュウリ(こん棒型)

特徴
果実の先端(花がついていた側)が極端に太く、全体がずんぐりとした形になります。バランスが悪く、見た目にも不格好です。
主な原因
- 栄養過多:特に窒素分が多すぎると、果実先端の細胞分裂が活発になり、先端が太くなります。
- 受粉不良:受粉が不完全だと、付け根側の生長が止まり、先端だけが大きく育ってしまうことがあります。
- 低温ストレス:気温が低い時期に果実がつくと、バランスの取れた成長が妨げられます。
3. 先細りキュウリ(にんじん型)

特徴
果実の根元側(茎に近い側)が太く、先端が細くなっている形。やせ細ったにんじんのように見えることから、別名「にんじん型」とも呼ばれます。
主な原因
- 水分不足や高温乾燥:生長初期に十分な水分が供給されないと、先端部の肥大が進まず、細くなります。
- 栄養不足:特にカリウム不足は先端の発育不良を引き起こしやすくなります。
- 病害や根の障害:根がうまく機能していないと、先端に十分な養分が行き渡らず、変形します。
まとめ
キュウリの変形は、栽培環境や管理方法のわずかな違いで簡単に発生します。曲がり、先太り、先細りのいずれも、水分管理、受粉状態、肥料バランス、日照条件などを見直すことで防ぐことが可能です。形は悪くても味に問題がない場合も多いため、家庭菜園ではあまり神経質にならず、まずは育てる楽しみを味わうことも大切です。
曲がっていても、切ってしまえば美味しいものです。神経質にならずに様々なキュウリを食べていきましょう!

