
どうも、新人農家の久保です!初めてにんにくを作ったのはよかったのですが、にんにくを上手に乾燥するにはどうしたらいいのかわかりませんでした。(´;ω;`)ウッ…
にんにくの栽培についてはたくさん情報がありますが、にんにくの乾燥については多くはありませんでした。
にんにくの乾燥で重要なのは、とにかく水分を少ない時間で飛ばす!です。
にんにく初心者のあなたにとって、栽培してから乾燥工程までを考えるのは大変だと思います。にんにく乾燥を色々な方法で工夫されたり論文がありましたので情報を簡単にまとめてみました。
にんにくの乾燥について
にんにくの乾燥方法を調べていたらおおよそ基本的な項目がありました。
【チェック】 ・風通しが良いこと ・濡れない場所 ・直接日が当たらないこと
にんにくを乾燥させる際には、水分が多いと痛む可能性があるようです。実際、水に濡れたにんにくはすぐに腐ってしまいます。私自身、軒下に吊るしていたにんにくも、雨で濡れていたために腐ってしまった経験があります。にんにくは食べると元気になる作物ですが、乾燥方法はかなりデリケートだと思います。
にんにくの乾燥方法の事例①

㈱YOSHIDAYAさんでは、にんにくの乾燥にコンテナを使っていて、35度の温かい空気を入れて、外に排気する方法を使っているそうです。この方法は、大規模農家さんが使っている方法だとか。
食品乾燥機の熱源さえあれば、同じ方法が使えるかもしれませんが、広い場所と機械が必要になるため、経費がかかることが予想されます。
にんにくの乾燥方法 事例②
にんにくの乾燥で表面にくぼみができる『くぼみ症』というのが発生するようです。にんにくの価値が下がるため調査したようです。

そこで継続的に35℃温度をかける(連続乾燥方法)と昼は35℃温度をかけて夜は常温で通風する(間断乾燥方法)で比較試験をしていました。

間断乾燥だと『くぼみ症』の発生を抑えてさらに、夜はボイラーを使わないので灯油の使用を削減出来ているので経済的ですね。さらに灯油使用量が抑えらえるので、SDGsとしてみたらCO2排出抑制できるので素晴らしい方法だなと思ました。
にんにくの乾燥法 事例③
もみ殻乾燥機で強制熱風乾燥した場合と自然乾燥とで比較試験をした論文を見つけました。
試験結果を見ると、熱風で強制的に水分を早く落としているため、自然乾燥よりも早く乾かせているようです。にんにくは水分を嫌う作物なので、この方法は妥当な方法のように思います。
また、泥付き状態で根を切って、熱風で強制乾燥することで、腐敗した球が少ないことがわかりました。(第表2)


にんにくの乾燥方法 事例④
実際ににんにくを栽培している農業生産法人に聞いてみました。
久保:にんにくの乾燥方法について教えてください。
にんにく会社:当社では乾燥機を使用しています。最初の重量から約70%(水分を30%飛ばす)になるまで乾燥します。
久保:乾燥機を使えばすぐに乾くのではないですか?
にんにく会社:すぐには乾きませんが、約2週間ほど乾燥させます。
久保:そんなに時間がかかるんですか?また、一度に乾燥できる量も少ないということですね。
にんにく会社:はい、その通りです。そのため、一度に収穫する量を制限して、乾燥機に入れる量を少しずつ収穫しています。
久保:乾燥機に入れる量を考慮する必要があるんですね。また、梅雨時期までには収穫しないと腐ってしまいますよね?
にんにく会社:そうですね。ですので、梅雨時期までの期間を逆算して、収穫開始のタイミングを決めていかなければなりません。
また、にんにくは収穫後すぐに乾燥しないとカビが発生する可能性がありますので、注意が必要です。
久保:なるほど、乾燥できる量を算出して、一度に収穫できる量を決め、スケジュールを組み立てていこうと思います。
まとめ
他社の事例、論文、実際に乾燥している農業生産法人からの情報をまとめてみました。共通するには水分を早めに飛ばすことでした。にんにくは水分に弱いのがよくわかりました。
今後、にんにくの乾燥をする際は、水に濡れない、風通しが良いところ、直射日光が当たらないところを必須条件として、各方法をご参考にしてみてください。
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